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在宅作業歴20年のフリーランスがやってる自宅でも集中して作業を続ける方法

COVID-19の影響で在宅ワーク、テレワークの方が増えています。 私が20年のフリーランス生活で少しずつ改善していった在宅ワークのコツをまとめてみました。

集中力の維持は個々人の性格や特性でなく、環境の構築や作業テクニックに依存すると感じています。

私自身、数ヶ月前に生まれた第二子のお世話もあり、仕事と育児の両立を余儀なくされていますが、ちょっとした隙間時間に集中して作業するのにもこの仕事術は適しています。

細かい所は実際の仕事の内容やプロジェクトの規模感で色々と変わってくるとは思いますが少しでも参考になれば幸いです。

仕事する場所を決める

なにげに一番大事な点です。仕事は同じ場所で。場所替えで出来る気分転換は一見すごく魅力的に感じるのですが、それだけで準備時間や思考、判断のリソースを気づかずに消費していきますし、長い時間で見ると集中力を散らしてしまいます。「ここを作業場とする」というエリアを脳に刷り込むのが良いです。

普段会社で作業している人は、会社で使っていたアイテムを目に入る所に置くのも良いそうです。

時間を記録する

どれだけ集中できたか、仕事時間を振り返る事は長く自宅作業を続ける時に非常に大事です。記録中はネットサーフィンや休憩出来ない時間になりますので、ある程度緊張感を保ちメリハリをつける事ができます。

togglというAndroidアプリは、作業始めと終わりにタップするだけで時間を記録して、Webで分析してくれます。

作業時間が少なかった時は何故少なかったのか振り返る

ポモドーロテクニックを使う

25分作業して5分休むを繰り返し、4セットで長い休憩をとるというポモドーロテクニック。私を含む多くの在宅ワーカーに愛される集中力維持テクニックです。厳密に時間を守らないと意味がないという人もいますが、個人的にはノッてる時は休憩時間飛ばしちゃったほうが作業時間が増えます。

一日のうち、週のうちどの時間あたりをどのぐらい作業したかが一目瞭然となるClockwork Tomato というAndroidアプリがおすすめです。

一日の作業時間がバーとして 時計上に残っていく

私は古いスマホをポモドーロテクニック専用にしてデスクに設置しています。

タスクの並行を可能な限り避ける

人間は本質的にマルチタスク出来ない生き物のようです。目の前のTodoリストを消化していくのが一番効率が良いそうです。特に一人作業の場合はタスクが割って入る機会が減るので計画的に効率的に作業を進めるいい機会です。そのために↓

作業を始める前になるべく粒度の細かいタスクをリストアップして、グループ化する。

グループは数時間から数日単位、タスクは数十分から数時間ぐらいの細かさにしています。

グループ化をカードで、Todoをカード内リストで管理できるカンバン方式がつかえるWrikeTrelloなどがおすすめです。この2つはガントチャートが使えるのも個人的には気に入っています。

愛用しているTrello。Todoリスト、現在作業中、作業終了が一覧できるカンバン方式は単純なTodoListよりプロジェクト内のタスク管理に適している。ドラッグ・アンド・ドロップでカードを移動するだけ。

一日の作業を振り返る

TogglやClockworkTomato等で記録した作業を一日の終りに振り替えると次の日の意識に残っていて「無駄なくやろう」というゲーム感覚が自然と出てきます。昨今のサービスはAPIやWebhookで接続できるので、スプレッドシートにデータを蓄積してデータポータルで分析用ダッシュボードを作るのも手です。

Trello,Toggl,ClockworkTomatoのデータを統合して見れる仕事時間ダッシュボード。大抵寝る前に見てます。

最後に、体調管理がやっぱり大事

とはいえ、体調悪くて体がだるいとぜんぜん集中力が続きません。
結局は睡眠をとる、ご飯を食べる、水分をしっかり取る、お酒飲みすぎない、という生活の管理が基本にして最重要だと思います。

こういう管理が苦手な私のような人はFitbitとかのツールでこちらも見える化すると随分と楽になります。

追記:作業記録自動化の流れ

データポータルでの時間分析にはスマートボタンと各種サービスを連携してスプレッドシートに自動で時間と作業内容を記録する仕組みを構築しています。

詳細は後ほどまとめます