SEL16F28
パンケーキとまではいかないですが、薄くて軽いレンズです。
前回、前々回のエントリでソニーのα5100とシンデレラレンズSEL50F18を紹介しましたが、いくらシンデレラレンズとは言え、SEL50F18は望遠気味のレンズなので街角の雰囲気や近くのものを広い範囲で撮りたいときには画角が足りません。料理写真を撮る時も椅子を引いて反り返ってやっとカレー皿の一部が入る、という感じです。という訳で、広角担当としてSEL16F28を買いました。
とても薄くて軽いレンズで、まさにスナップ向きのレンズです。
等倍で見るとやはりSEL50F18と比べるとやや解像度感が落ちますが、このぐらいのサイズだったら全く問題になりません。
VCL-ECF1
実はこのレンズを買う際、同価格帯のレンズとしてシグマの19mm F2.8 と迷っていました。詳しい人に聞くと、レンズとしての描写力はシグマのほうが勝るという話だったのですが、SEL16F28にはシグマには無いあるウリがあるんです。
それはコンバージョンレンズの存在。超広角のワイドコンバーターVCL-ECU1と、魚眼のVCL-ECF1です。
魚眼レンズは前から欲しいレンズだったのですが、VCL-ECF1は何といっても安い!1万2千円払うとお釣りが来るレベルです。
さすが魚眼。レンズがでかい!
魚眼にあうプロテクターは無いそうです。傷がつかないように気を付けないと。
さっそく撮影してみます。
こうなりました
画面に周囲の情報がぎゅっとやってきて、魚眼の強い歪みと相まってとても面白い絵になります。
橋の上から。左右の手すりが移りこんでいます。180度とは言えませんが凄い画角!
等倍で角を見るとさすがに色収差でパープルフリンジが出てしまいますが、それでもこのレベルです。
パープルフリンジ(Wikipedia)
夜景になると描写力の甘さを感じる気が。設定や撮り方に工夫が必要かも。
弱点
SEL16F28にフィッシュアイコンバーターをつけるときは非常に簡単にできるのですが、フィルターやプロテクターを外す必要があります。
いちいちフィルターをキュルキュル外すのは大変なので、持ち歩いている時はフィッシュアイコンバーターをレンズキャップの様に付け外していましたが、さすがに合体した状態だと大きいし意外とずっしりしているので、せっかくの取り回しが悪くなってしまいます。
スクリューもとっかかりもなく、側面の摩擦で保持するだけなので何かのきっかけに絶対落とします(確信)
サイドに滑り止めテープを貼るなどの工夫が必要そうです。
まとめ
とはいえ、このお値段でお気軽に高いクオリティの魚眼を使えてしまうのは驚きです。
むかーし買ったNikonのコンデジ用のワイドコンバーターはこのセットの倍ぐらいの値段がした気がします。SEL16F28単体でも私にとって十分なクオリティで、しばらくはくこのレンズをメインに使っていくと思います。かさばらず軽いですしね。
ちなみに前回エントリのSEL50F18,SEL16F28ともに、こちらのプロテクターを取り付けています。SEL16F28はこの記事にも書いたようにコンバージョンレンズをつけるときは取り外さないといけないですが。