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Google Home は子育て世帯にこそ使って欲しいという話

2017 年 10 月 23 日

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スマートスピーカーGoogle Home がいよいよ日本でも発売になりました。すごいですよね、これ。音声でのスケジュールの確認やニュースチェックは言うに及ばず、ちょっとした質問に答えてもらったりその日の気分でBGMを選んでもらったり、ちょっと暇な時に冗談で笑わしてもらったりと「未来が来たな!」感がバンバンします。

で、何日か触ってみて思ったんですが、これは子育てでありがちな苦労を軽減できるポテンシャルを秘めているんガジェットなんじゃないだろうか?という気持ちが沸々と湧いてきました。スマホを手にしなくても色々出来てしまうし、子供をあやす手伝いだってしてもらえちゃう。

子育てって大変。でも面白い。Google Home があればもっと面白く、少し楽ができますよ!というお話です。

そもそもGoogle Homeって何?

音声で話しかけると色々答えてくれたり教えたりしてくれるマイク付きスピーカーです。部屋のどこからでも「OK,グーグル」とか「ねえグルグル(これでもいける)」とか言って話しかければ、カレンダーや音楽サービス等と連携して個人的なスケジュールを教えてくれたりプレイリストを再生してくれたり、ChromeCastと連携して音声で指示したYoutube動画をTVで流してくれたり、他にもとてもたくさんの事をしてくれます。現状では対話やサービスの種類に制限が多いのですが、頭脳部分は随時アップデートされていきどんどん賢くなっていくそうです。つい先日(2017年10月22日)にも、ラジオサービスradikoに対応し、好きな放送局のラジオを流してくれるようになりました。

手放しで使えて非常に便利

やはり最大の特徴は、音声だけで完結する完全ハンズフリー操作を基本としている所でしょう。子供と一緒にいるとどうしても手が離せないシチュエーションは意外と多いと思います。遊びながらニュースを流し、オムツを変えながらスケジュールを確認し、寝かしつけ抱っこをしながら子守唄を流すこともできるって地味ですが凄い便利です。

子供のご機嫌取りに使える

便利を求めて買ったのですが、意外と役に立つのが子供のご機嫌取り。我が家で使っているご機嫌取り機能の一部として

  1. 「◯◯をかけて」で好きな音楽をかける。多少機嫌が悪い時も好きな音楽を流すとニッコニコでお尻を振って踊りだします。
  2. 「◯◯の鳴き声を教えて」で、色んな動物の音がきけます。象のパオーン!なんて聞こえるとニヤニヤしながらGoogle Home を指差したりして大変かわいい。
  3. ちょっと高度な使い方になりますが、IFTTTというサービスを使うと「◯◯」って言ったら「△△」って答えて。といったカスタマイズを自在に行う事ができます。我が家では寝る時に「娘が寝まーす」というと「娘ちゃん、おやすみなさい」と答えてくれるようにしたり「歯磨きしまーす」というとスマホから歯磨きの歌を流してくれる様にしたり「娘を褒めて!」とお願いするとおだててくれたりと、とても便利に使っています。
  4. 「ミッ◯ーの動画を流して!」子供にとってお気に入りの動画は最終兵器。どんなにぐずっても一発で大人しくなるあのYoutubeの動画も音声コマンドで探してTVで流してくれます(Chromecastが必要)

ワンオペ育児時の気分転換の大事さに気付かされた

声を出して何かをするって、意外と気分転換にもなり、Google Home に声を出してレスポンスをもらうという「会話」によってワンオペ育児時に陥りやすい、内に内に篭ってしまう雰囲気から抜け出すきっかけになります。子供って大人にとっては意味のない行動も好きだし、そういう遊び方も大事なんですがやっぱりぶっ続けで相手してると相当疲れるんですよね。賽の河原でももうちょっとマシだわ!みたいな。長時間遊ぶ時はちょくちょくGoogleHomeさんにも娘を構ってもらうようにしてから心身の余裕が結構出てきました。

「今日はどんな日?」で朝の慌ただしい時間帯を効果的に切り抜ける。

子供が保育園やら幼稚園やらに通う時、朝は自分の準備と子供の準備でてんやわんやになるのはうちだけでは無いと思います。あまりにもテンパってくると曜日を間違って支度をミスってしまうこともあったり……。Google Home の便利な機能として「今日はどんな日?」というボイスコマンドがあるのですが、起きがけに「今日はどんな日?」と聞いてみると、その日の日付、天気やスケジュールを教えてくれて、予め設定してあるニュースラジオを順番に流してくれます。その日の予定を確認してニュースを聞きながら用意をしていると気も紛れ時短にもなり朝にちょっと余裕が出てきます。

休日のお出かけの時、営業時間や経路検索が音声でできる。

意外と困るのが「休日どこ行こう?」問題。子連れで楽しめて、ごはんも心配がいらず、オムツ交換やミルクを安心して出来る所、候補は色々あるけど、今日は早めに帰りたい。帰りにあのお店にも寄りたいしなー。みたいな時「ねえグーグル。現在地から東京スカイツリーまで公共交通機関で何分?」「○○の営業時間を教えて」みたいに、一日のスケジュールを組み立てる時のちょっとした質問を答えてくれるのが便利です。

細かい買い物の計算や為替の計算などもできる。

暗算が苦手な私でもあんしん。オムツ一枚辺りの値段で「1500(円)割る78(枚)は?」とか、海外のオモチャを買う時に「200ドルっ日本円でいくら?」とか、ちゃんとその日のレートで答えてくれます。料理してる時の「1カップって何cc?」等の単位表記の揺れもGoogle Home があるとお手軽で心強いです。ちなみに大きい方のスピーカーはとても良く通る音で、音楽を聞くにはちょっとクセがありますがかなり離れた場所からでもちゃんと聞き取れる事ができます。遠くからの声もびっくりするぐらい拾ってくれます。

リモコンを隠されても安心

Nature remo という機器を使うことにより、エアコンを含む赤外線リモコンのついた家電をGoogleHomeでコントロール出来るようになります。「そろそろ寝ます」というと照明を落としてエアコンのタイマーとサーキュレーターを起動して……みたいにも使えますし、リモコン大好き乳幼児がどこかへリモコンを隠してしまってもソファに腰を沈めながら「ねえグーグル、TVを1チャンにしてー」みたいな事も出来ます。楽ちん。

 
Nature remo は、一部で名高い学習リモコンキット「IRKit」の事実上の後継機でもあります。

まとめ

特に子供と一緒にいる時、スマホばっかり見てると子供が嫉妬したり不安がったりする事もありますが、音声コマンドが使えるとスマホをにらめっこする時間を思った以上に減らすことが出来ました。まだまだ音声コマンドは発展途上で「すいません、わかりません」と返されることも多いですが、「こう聞けばわかるかな?」みたいに、わかりやすい聞き方を探っていくのもゲームみたいで面白いものです。これは妻がすごく上手です。
私の娘はまだボイスコマンドを入力することができないのですが、たまに「おーえーぐー」と話しかけてニヤニヤしています。たぶんあと数ヶ月で勝手に動画を再生するようになるでしょう(笑)。今でも勝手にしまじろうやらなんやらのDVDをプレステに差し込んで再生してしまうので対応はあまり変わらないと思います。しかし産まれた時から「未来」に当然の様に生きている今の子供達が羨ましい!この子達が大人になった時世界がどんな風になってるのかとても楽しみです。
そんな未来をちょっとだけ垣間見させてくれる素敵なガジェットでした。

 

/ takuma

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プロフィール

タクマ

フリーランスのグラフィックデザイナー

グラフィック,映像,Web,UIなど

元3DCGCGアニメーター

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